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両備システムズ、多要素認証セキュリティ「ARCACLAVIS NEXT V2.0」をリリース

スマートフォンを利用したワンタイムパスワード認証機能を追加

 株式会社両備システムズは22日、多要素認証セキュリティ製品「ARCACLAVIS NEXT V2.0」をリリースした。新機能として、PCログイン時の認証手段として既存の顔認証、ICカード認証に加えて、スマートフォンを利用したワンタイムパスワード認証を追加し、多要素認証の選択肢を拡充した。

 ARCACLAVIS NEXTは、PCログイン時のパスワードによる認証において、ICカード認証や顔認証などの生体認証を組み合わせた多要素認証(二要素認証)により、PC利用時の確実な本人認証を実現し、なりすまし、不正行為、情報漏えいを防ぐための認証強化を行えるPCセキュリティ製品。

 新機能のワンタイムパスワード認証は、スマートフォンのAuthenticatorアプリを利用した、6桁の数字によるワンタイムパスワード認証に対応する。ワンタイムパスワード認証は、生体認証に抵抗感のある利用者に受け入れられやすく、他のアプリで既にワンタイムパスワード認証を利用していれば、導入や教育のハードルが下がるなどのメリットがあるとしている。

 また、緊急の代替手段としてもワンタイムパスワード認証は有効で、例えばICカードを忘れた時や、Webカメラが故障して顔認証が利用できない時などにも、スマートフォンを使ったワンタイムパスワード認証を利用することで、認証が行えると説明。従来は、管理者に連絡して「期限付き緊急パスワード」を発行してもらい、これを利用する必要があったが、代替の認証手段として「スマートフォンのワンタイムパスワード認証」を利用することで、管理者の緊急パスワード発行の負担を削減し、安定して認証を行えるとしている。