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NTTPC、ネットワークとセキュリティの運用自動化をAIで実現する「Prime ConnectONE」を販売開始

 株式会社NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は7月31日、AIでネットワークとセキュリティの運用を自動化し、社内ITシステムやクラウドへの安全・快適なアクセスと一元管理を可能にする、企業向けネットワーク&セキュリティ「Prime ConnectONE」の第一弾として、ネットワーク、セキュリティ、業務アシストなどのサービスプランと、それらを統合的に管理するダッシュボードを販売開始した。

 Prime ConnectONEは、NTTPCが通信事業者として培ってきた運用ノウハウにAIをかけ合わせた、運用の自動化機能(AIOps)を備えたサービス。

 ダッシュボードから拠点情報やトラフィックレポートを確認でき、運用負担を軽減する。ダッシュボードから拠点のLAN環境にあるIT機器に対し、Ping/Traceroute試験ができるため、現地に行かずともLAN/WANの故障切り分けができる。

 新たに開発したダッシュボードでは、ネットワーク、セキュリティ、業務アシストなどのサービスプランを統合的に管理し、サービスプランの申し込みから、契約内容、拠点の通信状況、セキュリティポリシーの設定、請求情報の確認、請求書の保管などができる。

 各拠点から直接インターネットに接続できるインターネットブレイクアウト機能により、クラウドへの高速なアクセスを実現する。インターネットに直接アクセスする際のセキュリティ対策も、Webセキュリティにより危険なサイトへのアクセスを遮断することで、安全に利用できる。拠点間の通信は、不要な中継装置を経由しない最短ルートで、低遅延で高速な通信を実現する。

 サービスプランのうち、「ベストエフォート(1Gbps)プラン」は、各拠点から直接インターネットへの接続を可能にするインターネットブレイクアウト機能により、センター拠点でのボトルネックが発生せず、さまざまなクラウドサービスを快適に利用できる。価格は1拠点あたり月額1万6800円(税別、以下価格はすべて税別)、初期費用は3万5000円。

 「ウェブセキュリティ(DNS)プラン」は、各拠点から直接インターネットに接続する際に、危険なサイトへのアクセスを遮断して、安全・快適なネットワークを利用できる環境を整える。価格は1IDあたり月額500円、初期費用は無料。

 「ウェブセキュリティ(クラウドプロキシ)プラン」は、クラウドプロキシを経由して通信することで、安全にインターネットを利用できる。価格はダッシュボードから顧客自身で設定する「クラウドプロキシSプラン」が月額800円、NTTPCが設定代行する「クラウドプロキシPプラン」が月額1100円。初期費用は無料。

 「請求書おまとめプラン」は、通信費や公共料金などの請求書をとりまとめ、一括支払いができる。また、Web上で管理ができるので、経理業務効率化を実現する。価格は基本料金が月額3万円。式費用は無料。

 NTTPCでは、Prime ConnectONEは段階的にサービスの充実を図り、10月、12月に機能拡充を予定すると説明。また、2025年にはAIOps活用をさらに推進することで運用自動化の範囲を拡大し、顧客の「攻めのDX」の実現に貢献するとしている。

Prime ConnectONE提供プランのロードマップ