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D-Link、マルチギガ対応のレイヤ2スマートマネージドスイッチ「DMS-1250シリーズ」3機種を発売

PoE給電対応モデルも用意

 ディーリンクジャパン株式会社(以下、D-Link)は29日、マルチギガビット対応のレイヤ2スマートマネージドスイッチ「DMS-1250シリーズ」3機種を、同日より販売開始すると発表した。

 DMS-1250シリーズは、法人利用に適したネットワーク機能を備えたスマートマネージドスイッチ。ポートミラーリング、リンクアグリゲーション、ポートベース/タグVLANなどのネットワーク機能を利用できるほか、IEEE 802.1X認証、不正端末のネットワークアクセスを防ぐARPスプーフィング防止機能、ポート間の折り返し通信を禁止するトラフィックセグメンテーション機能など、さまざまなセキュリティ機能を備えている。さらに、ループバック検知/遮断機能により、ループ発生時には自動でポートをシャットダウンし、ネットワーク全体への影響を防げるとのこと。

 管理機能は、業界標準CLIによる設定管理に加え、直感的に操作できる日本語Web GUIにも対応。SNMPもサポートされているため、他社製ネットワーク管理ツールを用いてステータス情報を取得することも可能だ。

 またRJ-45ポートは2.5GBASE-Tに対応しており、従来のカテゴリ5eケーブルのままで、1Gbpsの通信速度を2.5Gbpsに増速できることから、ケーブル切り替え工事を行わずに高速な通信環境を利用可能になるとした。

 3機種のうち「DMS-1250-10S」は、2.5GBASE-T(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tにも対応)ポート×8、SFP+スロット×2を備えており、価格は9万8000円(税別)。

 2つ目の「DMS-1250-10SP」は、DMS-1250-10Sと同様のポート構成で、RJ-45ポートからのPoE+給電に対応する。価格は12万8000円(税別)。

 3つ目の「DMS-1250-12TP」は、DMS-1250-10SPと同様の2.5GBASE-T(1000BASE/100BASE/10BASEにも対応、PoE+給電対応)ポート×8、SFP+スロット×2に加えて、10GBASE-T(5G/2.5G/1000BASE/100BASEにも対応)ポート×2も搭載する。価格は19万8000円(税別)。

 なおDMS-1250-10SP/DMS-1250-12TPともに、PoEではポートあたり最大30W、スイッチ全体で最大240Wまでの電力を供給できる。