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NTTテクノクロス、地理空間情報システム「ArcGIS」を活用したシステム開発を強化

ESRIジャパンとビジネスパートナー契約を締結

 NTTテクノクロス株式会社は26日、地理空間情報システム(GIS:Geographic Information System)プラットフォーム「ArcGIS」を展開するESRIジャパン株式会社と、ビジネスパートナー契約を締結したと発表した。NTTテクノクロスは、この契約を契機として、GIS分野を含むG空間(地理空間情報)関連の事業を強化し、2030年度におけるGIS関連事業の売上100億円を目指すとしている。

 GISとは、位置・空間などの地理的な情報に統計データや管理台帳データなどを関連付け、相関関係や傾向を可視化・分析ができる技術。道路管理や都市計画における現況把握、3D空間分析による設備運用・保全の効率化、環境保護・災害管理など、さまざまな分野において、管理業務のDX推進や戦略的な意思決定のツールとして活用されているという。

 一方でNTTテクノクロスでは、鉄道や建設・メンテナンス等の業界・分野に向け、人・デバイスの位置情報管理や、BIM/CIM・3D点群データ活用などのG空間分野に関して、システム開発や運用を行ってきた実績を持つが、さらに近年、屋内外の測位技術の高精度化や、IoTデバイス、3Dなど、多様なリアルタイムデータ活用技術の進化により、G空間技術を活用したデータ可視化・分析ニーズが高まっているとのこと。

 そこで同社は、GIS業界・分野へのさらなる事業拡大を目指して、多彩な機能性と高い拡張性を有する「ArcGIS」の販売、開発、および関連サービス(保守、トレーニング、コンサルティング)を提供できるビジネスパートナー契約を、ESRIジャパンと締結。これまで培ってきたG空間分野のシステム構築・運用の経験やノウハウを生かして、ArcGISを活用したGIS関連事業を展開する考えだ。