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富士通SSL、ESRIジャパンの地理情報システム「ArcGIS」を販売

 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は10日、ESRIジャパン株式会社と販売契約を締結し、地理情報システム(GIS)「ArcGIS(アークジーアイエス)」を販売開始すると発表した。

 ArcGISは、地理に関連する情報の可視化や、さまざまな視点での分析機能などを備えるGIS製品。分析ツールを利用し、データの関係性や傾向、パターン、最適解を導きだせるとのことで、組織が保有するデータを今まで見えなかった利活用可能な情報として可視化できるとした。

分析ツール画面イメージ

 また、デスクトップアプリケーションからクライアント/サーバー型システム、Webサービスまで、多様なシステム形態に対応し、クラウドサービスとしても利用できる。さらに、PCだけでなく、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスでも利用可能で、簡単な設定で活用できる多様なアプリも提供するという。

 例えば、スマートフォンと現地調査用アプリを利用すれば、簡単な操作で現地の調査結果をマップ上に記録可能。記録した調査結果はリアルタイムにオフィス内でモニタリングでき、迅速な意思決定に役立てられるとのこと。

システム構成例イメージ

 価格(税別)は、デスクトップアプリケーションの「ArcGIS for Desktop」が39万円から、サーバーに導入する「ArcGIS for Server」が100万円から。クラウドサービスの「ArcGIS Online」は、10ユーザーで年額16万円から、となっている。