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パーソルP&T、営業商談データを自動でAI解析する「セールスイネーブルメントコンサルティングサービス」を提供

 パーソルプロセス&テクノロジー株式会社(以下、パーソルP&T)は4日、コネクテッドセールス・プラットフォーム「Front Agent」を開発・提供するUmee Technologies株式会社(以下、ユミー)と共同で、営業商談データをAI解析して商談の“勝ち筋”を浸透・定着させる“イネーブルメントサイクル”を開発し、「セールスイネーブルメントコンサルティングサービス」として提供開始すると発表した。

 パーソルP&Tは、20年間にわたるアウトソーシングビジネスにおいて、1600社以上の業務改善からビジネスプロセスの設計、運用支援などを支援してきた。また、セールスイネーブルメント(継続的に成果を挙げていくことを目的とした、営業組織の強化・改善ための取り組み)においても、専門のコンサルタントが商談のデータ分析や営業スキルのナレッジ化など、営業力の強化から成果の創出まで支援してきた。

 Front Agentは、ユミーが開発・提供する商談の「ベストプラクティス」をAIによって可視化する分析機能や、ハイパフォーマーのノウハウを数分でアシストAI化するなどの機能を持つコネクテッドセールス・プラットフォーム。

 セールスイネーブルメントコンサルティングサービスは、この両社の強みを生かし、営業組織における課題整理から、Front Agentの導入支援、定着化に向けた運用設計、育成サイクルのコンサルティング支援、日々の業務への実装までを一気通貫で提供し、企業の営業成果の創出につなげる。

 サービスでは、営業成果の最大化と営業活動の効率化を図ることで、企業の営業活動における課題を解決する。

 Front Agentを活用し、AIによるハイパフォーマーの科学から成果につなげる商談モデルの特定、高度かつリアルタイムな分析機能による評価のフィードバック、商談の“勝ち筋”の特定と可視化を実現することで、営業活動の最大化につなげる。これにより、これまで感覚的であった育成サイクルを、データや数値に基づいた育成に改善し、短期的かつ持続的に成果を生む“行動変容”につなげる。

 Front Agentと営業支援ツールの連携によるデータの自動取得、AIによる改善点の特定、“勝ち筋”のトークスクリプトの生成、販促コンテンツの継続的な改善を実行し、営業活動の効率化につなげる。これにより、上司同席の商談や高度な分析業務が不要になるなど、営業生産性の向上につなげるとしている。