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IIJ、Markdown形式の文章を手軽にプレビューできる「cats_pr_dogs」を無償公開

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は30日、ITエンジニアの間で広く使われているMarkdown形式の文書を、共有前に手軽にプレビューできるアプリケーション「cats_pr_dogs(キャッツ・プレーリー・ドッグ)」を開発し、無償で提供開始した。

 cats_pr_dogsは、IIJがオープンソースソフトウェアとして開発・無償公開している文書共有Webアプリケーション「cats_dogs」と併用することで、「起草」「査読」「共有」といった文書管理のワークフローにおける、共有前の「プレビュー」作業を手軽に実行できる。

 cats_dogsを使ってグループ内で文書を管理する場合には、個々の文書ごとにワークフローを設けることが標準的な利用法になり、ワークフローはGitなどのファイル管理システムと連携して構築できる。ワークフローを運用する際は、文章をグループ内で共有する前に、起草者・査読者が自身のパソコン上でプレビューを行い、文書の内容や、cats_dogsの特徴的な機能である参照権限による表示の出し分けについても確認を行う。

 今回追加するcats_pr_dogsは、このプレビュー作業を手軽に実行するためのアプリケーション。アプリケーションは、Windows、MacOS、Ubuntuで動作するため、起草者・査読者はMarkdown形式で書かれた文書を、日常的に利用しているPCで、実際にcats_dogs上で表示されるのと同じ見た目で確認できる。また、プレビューアプリは疑似的に閲覧者のアカウントを設定できるため、参照権限によって適切な表示がなされるかどうかも確認できる。

 cats_pr_dogsの利用により、グループ内で文書を共有する前の確認を確実かつ手軽に行え、共有する文書の品質向上に寄与するとしている。

cats_dogsを利用したグループ内文書共有のワークフロー