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日立ソリューションズ・クリエイト、グループ会社やサプライチェーン内のセキュリティリスクを可視化するサービス

 株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは28日、「サイバーセキュリティコンサルティング」のラインアップに、グループ会社やサプライチェーン内のセキュリティリスクの把握と、その対策を支援するサービス「企業セキュリティレーティングサービス」を追加し、同日から販売開始すると発表した。

 企業セキュリティレーティングサービスは、米Bitsightが提供している、企業のサイバーセキュリティ対策状況を分析・レーティングするサービス「Bitsight Security Ratings」を用いて、グループ会社やサプライチェーンの最新のセキュリティ情報をインターネット上から収集し、セキュリティリスクをレーティングするサービス。

 複数の組織間のレーティング結果を比較することで、グループ会社やサプライチェーン内のどの組織にリスクが潜んでいるのかを把握でき、対策が必要な組織を明確化して、優先度付けすることができる。

 また、継続してレーティングすることで、レーティング結果が変化した場合、「ぜい弱性の発見」や「必要な対策の未実施」などの状態が発生している可能性を可視化できるため、利用企業が気付かないセキュリティリスクを把握することも可能とした。

 さらに、日立ソリューションズ・クリエイトのホワイトハットハッカーが、利用企業への定期的な状況確認と、対策の提案を行うことにより、グループ会社やサプライチェーンを狙うサイバー攻撃に対して、適切な対策を行えるよう支援する。これにより、その企業だけでなく、グループ会社やサプライチェーンもあわせて、サイバーセキュリティインシデントへの「対応力」を強化できるとのこと。

 メニューとしては、グループ会社に対するリスクアセスメントを行う「Security Performance Management」、サプライチェーンに対するリスクアセスメントを行う「Third-Party Risk Management」、ホワイトハットハッカーによる改善サポートである「セキュリティ対策サポート」を用意する。価格は、いずれも個別見積もり。