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マネーフォワード、社会保険クラウドの電子申請支援機能を強化

雇用保険被保険者転勤届などの帳票作成と電子申請に対応

 株式会社マネーフォワードは20日、「マネーフォワード クラウド社会保険」において、社会保険の電子申請義務化に対応できる2つの機能、「転勤」および「高年齢雇用継続」機能を提供開始したと発表した。これにより、雇用保険被保険者転勤届、高年齢雇用継続基本給付金の各種帳票の作成と電子申請をクラウド上で行えるようになるという。

 マネーフォワード クラウド社会保険は、社会保険手続きに必要な書類作成や、提出書類の電子申請に対応しており、申請書類の作成・管理にかかっていた労務担当者の手間を軽減するサービス。2020年4月より、資本金または出資金額が1億円を超える等の特定の法人を対象に、社会保険・労働保険の電子申請が義務化されているが、今回は同サービスにおいて、社会保険の電子申請義務化に対応できる手続きの種類を強化したという。

 今回、新たに追加された「転勤」機能では、同一事業主内で従業員が別の事業所に転勤した際に提出する、雇用保険被保険者転勤届の作成と電子申請をクラウド上で行えるとのこと。

 一方の「高年齢雇用継続」機能では、60歳以上65歳未満の従業員に支給される高年齢雇用継続給付のうち、高年齢雇用継続基本給付金の各種帳票の作成と、e-Govを利用した電子申請が可能になる。

 同給付金は2カ月に一度、継続して提出する必要があるため、クラウド化によって手続きにかかる手間や時間を削減できるとのことで、今後は、高年齢再就職給付金についても対応を予定しているとした。