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システムサポート、Automation AnywhereのRPAプラットフォームを手軽に利用できる「Automation 360 Managed Service」を提供

 株式会社システムサポート(以下、STS)は20日、米Automation AnywhereのRPAプラットフォーム「Automation 360」を手軽に利用して業務プロセス自動化を実現できる、「Automation 360 Managed Service」を提供開始した。

 Automation360 Managed Serviceは、Automation 360の管理機能「Control Room」をSTSが代行して管理・運用するサービス。アクセス制御や認証情報の設定といった管理・運用業務をSTSが担うことで、顧客企業の担当者は、高機能なRPAプラットフォームを手軽に利用して、業務タスク・業務プロセスの自動化推進を加速できる。

 また、Automation360 Managed Serviceでは、顧客企業の内製化を支援するオリジナルの3つのサービス「Automation Kick Start Program」「Citizen Developer Accelerate Kit」「Monthly Automation Report」も併せて提供する。管理・運用の負担を抑えつつ内製化についても支援することで、費用対効果を実感し、スピーディーに自動化を拡大することが期待できるとしている。

 Automation Kick Start Programは、Automation Anywhere認定資格を持つSTSのエンジニアが「最初の自動化」を実現するサービス。顧客企業の業務手順や判断基準を前提に、例えば「注文書を処理するBot」など、使い続けることで業務時間削減などの効果を実感できる実用的なBotを開発・提供する。Botが業務を自動化する様子を社内で共有することで、現場部門だけでなく経営層にもRPAの費用対効果と必要性を理解してもらうことが可能となる。

 Citizen Developer Accelerate Kitは、顧客企業の担当者がBot開発者になるために役立つコンテンツを提供するサービス。Bot開発初心者向けに、よく使うアクションや設定方法などを記載したドキュメントやエラー処理を事前に組み込んだBot開発テンプレート(フレームワーク)を用意。このフレームワークを使うことで、メイン処理を組み込むだけで必要最低限のエラー処理が実装されたBotを開発でき、開発工数の削減やエラー処理の迅速化、Botの品質向上につながる。Botの開発と運用を標準化できるため、ログを確認できずエラーの原因が分からないといったトラブルを回避できる。

 Monthly Automation Reportは、Control Roomから収集した情報を集計してSTSが自動化状況を報告するサービス。報告会は、運用開始2カ月目までは週次、その後は月次で開催する。報告会では、Botやデバイスの稼働状況・利用状況の報告だけでなく、RPA推進のためのディスカッションも行う。報告会を通じて、高稼働で自動化の効果が高いBotや、ほとんど使われていない休眠Botを「可視化」することで、顧客企業が取るべき次のアクション(取り組み)を検討する材料を提供する。また、「RPAを現場部門により浸透させるためにどのような取り組みが必要か」といったディスカッションにも対応する。

 Automation 360 Managed Serviceの利用料は月額40万円(税別)。Automation 360のライセンス費用とSTSの管理・運用サービス費用が含まれる。