ニュース

freee販売とfreeeサインが連携、発注書として発注意思の証跡を記録可能に

 フリー株式会社(以下、freee)は11日、クラウド型販売管理サービス「freee販売」と、電子契約サービス「freeeサイン」が連携したと発表した。この連携により、受注者側はfreee販売上で作成した見積書を「見積書 兼 発注書」として送ることができ、発注者側は送られてきた「見積書 兼 発注書」にfreeeサイン上で署名すれば、発注書として発注意思の証跡を残せるという。

 freee販売は、取引先(顧客と仕入れ先)とのやり取りで“お金”と“モノ・サービス”の流れを管理する販売管理サービス。案件の見積もり、請求書の発行や回収といった販売管理におけるフロントオフィス業務を効率化できるという。一方のfreeeサインは、契約書だけでなく、申込書や入社関連書類など、幅広い文書の作成から稟議(りんぎ)、送信、署名/締結、保管/管理を行える電子契約サービスである。

 今回は両サービスが連携することにより、発注意思の証跡を残せるようになるほか、どの見積もりで・いつ発注を受けたのかをfreee販売上で確認できるようになるため、請求時に確認が発生した際にも、スムーズにさかのぼれるとのこと。

 freeeでは、こうした仕組みにより、見積もりの変更や追加発注を口頭約束で行ったことにより、請求時に受注者と発注者間で発注意思の認識が合わないといったトラブルを予防できると、そのメリットを説明している。

freee販売で作成した見積書の備考欄に発注意思の証跡を残すための記入欄を追加することが可能