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B-EN-G、製造業向けクラウドERP「mcframe X」を機能強化 ノーコード開発基盤やデータ基盤などを追加

 ビジネスエンジニアリング株式会社(B-EN-G)は8日、ものづくりクラウドERP「mcframe X」を機能強化したと発表した。

 mcframe Xは、クラウドサービスでありながらカスタマイズ可能な、ものづくりのためのクラウドERP。利用企業の業界や製品による固有要件にも柔軟に対応するほか、アップデートにより市場環境の変化やIT技術の進化にも継続的に対応できる点を特徴としているという。

 今回のアップデートでは、カスタマイズとアップデートの両立を実現するためのノーコード開発基盤「Developer Platform」を新たに提供。画面カスタマイズや項目追加がノーコードで可能となった。また、データ基盤「Data Platform」により、データレイクとダッシュボードを標準で提供することで、蓄積したデータを迅速に活用できるようにしている。

 さらに、従来の製造・在庫領域に加えて、販売・購買領域までWeb UI対象の業務領域を拡大したほか、グローバル経営管理ソリューション「mcframe GA」の会計機能を包含し、オールインワンでのSaaS提供を可能にした。

 加えて、Web APIの拡充により他システムとの連携を強化したり、帳票基盤としてウイングアーク1stの「SVF Cloud」「invoiceAgent」と標準連携し、柔軟な帳票のカスタマイズや出力運用を可能にしたり、といった強化を実施。このほか、Webマニュアル「Knowledge Base」をリリースして、ノーコード開発手法の参照やAIチャットによる問題解決支援をサポートするとのことだ。