CTCとキュレーションズ、企業の事業創出を支援する新サービスを提供　事業コンセプトやアイデアの具体化をサポート

　伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（以下、CTC）とキュレーションズ株式会社は3日、資本業務提携契約を締結し、デジタル技術を活用した事業創出支援サービスの提供を同日より開始すると発表した。

　キュレーションズは、事業創出に関する独自のノウハウと、新事業立ち上げを多く経験した専門家との社内外のネットワークを持つ企業で、多分野において、イノベーション戦略の策定から事業創出、成長までの包括的な支援サービスを提供しているという。

　一方のCTCでは、顧客企業のDX（デジタルトランスフォーメーション）を支援するため、企業にデザインやプロダクト開発ノウハウをスキルトランスファーしながらデジタルビジネスづくりを伴走支援する「build service」を2021年から提供してきた実績を持つ。

　今回提供を開始する事業創出支援サービスでは、そうした両社の実績・ノウハウを活用。新事業の創出プロジェクトを多数経験しているキュレーションズの専門家と、build serviceのデザイナーやエンジニアがサポートチームを形成し、利用企業と事業コンセプトやビジネスアイデアの具体化に取り組むとした。

　具体的には、利用企業との対話を通じた事業アイデアの策定からビジネスモデルの仮説検証、イントレプレナー（社内起業家や事業開発リーダー）のハンズオン育成、デジタルビジネスを前提としたUI/UXデザインやプロダクト開発、事業グロース支援など、企業の事業創出における、あらゆるフェーズを支援するとのこと。

　なおCTCでは、今回の協業を通じ、3年で50件以上の事業アイデアの創出を支援し、5件以上の事業化や事業革新を目指すとしている。