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CTC、企業のDXに向けたプロダクト開発を支援する「build service」を提供

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は27日、デジタルトランスフォーメーション(DX)に向けたプロダクト開発を支援する「build service」の提供を開始した。

 build serviceは、米国のコンサルティング企業Slalomが策定したアプリケーション開発の内製化手法「PEM(Product Engineering Methodology)」をベースとしたサービス。

 アプリケーション実装前のフェーズで、顧客がユーザーに提供する価値やコンセプトの具体化、プロジェクトメンバーでの情報共有の仕組みや体制の構築、実現性の確認を目的としたフィジビリティスタディの実施などを行う。

 実装段階では、CTCのエンジニアと顧客が一緒になった役割ごとのチームを組成し、それぞれの役割に必要なスキルやマインドセットを共有することで、顧客企業でのアプリケーション開発の内製化を支援する。

 クラウドネイティブにより、スケーラブルで高速な処理を実現する最新技術を活用し、ビジネスの柔軟性につなげる技術基盤を構築することで、アプリケーションの開発や改善を実現。アジャイル開発により、経験豊富なチームが品質を落とすことなく、より少ない投資で、より早くアイデアを市場にリリースできる持続可能な仕組みを提供し、顧客ビジネスのスピードを加速する。UXデザインは、ビジネスとユーザーとの関係性を正しく理解した上でユーザー体験を設計し、製品・サービスの価値向上に貢献する。

 サービスの価格は2000万円(税別)から。CTCでは、ITを活用した新規サービスの開発や業務改革を図る製造業やサービス業の企業を中心に広く展開し、3年間で10億円の売上を目指す。