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ソリトン、多要素認証サービス「OneGate」をパナソニック コネクトの顔認証技術と連携

 株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)とパナソニック コネクト株式会社は25日、ソリトンの多要素認証サービス「Soliton OneGate(以下、OneGate)」と、パナソニック コネクトの顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」を連携し、5月に販売開始すると発表した。

 OneGateは、さまざまなクラウドサービスの利用時に、デジタル証明書+FIDO2/スマホ認証/パスワードによる多要素認証(MFA)を手早く適用できる多要素認証サービス。

 今回、確実なデバイスの特定を得意とするOneGateの「デジタル証明書認証」と、確実なユーザーの特定を得意とするパナソニック コネクトの「顔認証」技術を合わせることで、より安全かつ適切に、クラウドやオンプレミスにある業務データへのアクセス制御が行えると説明。また、WindowsやChromebookをはじめとしたマルチOSに対応しながら、クラウドサービス型で提供を行うことで、IT環境が多様化している時代において幅広い顧客に価値を提供するとしている。

 さらに、この共創による新たな付加価値として、KPASクラウドとOneGateのID管理機能の利点を生かし、オフィスなどにおける「空間DX」を実現すると説明。例えば、OneGateへのログインに利用している1つの顔情報を、オフィス内に設置されている入退管理システムや複合機などの認証にも活用し、同一空間におけるあらゆる本人確認が必要なシーンを「顔認証」で統一することが可能になる。これにより、ユーザーは手ぶらでさまざまな認証をセキュアに行えるとともに、管理者側も厳格な生体認証を利用した仕組みで統一し、情報資産およびオフィス全体を守れるとしている。

 ソリトンとパナソニック コネクトは、2022年の共創を皮切りに、PCログオンを中心とした認証ソリューションにおいては、2025年に販売25億円の事業とすることを目指してきたが、継続して目標達成を視野に、販売面でも協力関係を強化していくとしている。