ニュース

給与計算クラウド「ジンジャー給与」、退職金の計算に伴う各種機能を提供

 jinjer株式会社は、クラウド型給与計算システム「ジンジャー給与」において、退職金の計算に伴う各種機能を実装したと発表した。

 ジンジャー給与は、給与の自動計算によって担当者の業務負荷を軽減する、クラウド型の給与計算システム。他のジンジャーシリーズとの連携により、従業員の勤怠情報を最新の人事情報を給与計算に反映することもできる。

 今回の強化では、退職金計算時に必要な「税金の計算(所得税・住民税の控除額)」「各種帳票の作成(退職金明細書/退職所得の源泉徴収票)」「振込データの出力」に対応し、退職金の支給に伴う複雑な控除税額の計算から、明細書の公開、帳票の作成といった、業務上必要不可欠な対応を行えるようになったとのこと。

 ジンジャー給与上での退職金計算業務で対応可能な事項としては、具体的に以下の7つを挙げている。

1.人事データベースに登録されている従業員の勤続期間に応じた所得税の計算
2.住民税(市区町村税・道府県民税)の計算
3.退職事由や退職所得の受給に関する申告の提出有無に応じた所得税額の計算
4.前年以前4年内に退職手当を受給した場合の所得税額の計算
5.従業員に向けたweb明細の公開
6.退職所得の源泉徴収票の作成
7.振込データ(退職金・住民税)の作成

勤続年数に応じた退職金にかかる税金の自動計算のイメージ
退職金計算結果の出力画面
管理者側で行う、明細書・源泉徴収票の出力画面

 なおjinjerでは、一般的なクラウド型の給与システムでは、賞与計算、年末調整、社会保険・労働保険の算定業務など、給与計算に関連する業務を効率化できるものの、給与や賞与とは異なる計算ロジックで行われる、退職金計算に関連する計算業務に対応できるサービスは限られていると指摘。しかし、退職金計算の関連業務を含め、給与計算にまつわる業務を1つのサービスで対応し、顧客の利便性をより向上させられるよう、今回の機能実装を行ったとアピールしている。