ニュース

チェック・ポイント、AI活用や性能向上を実現したファイアウォール「Quantum Force」シリーズを発表

 Check Point Software Technologies(以下、チェック・ポイント)は、オーストリア時間2月21日、ファイアウォール製品「Check Point Quantum Force(以下、Quantum Force)」シリーズを発表した。

 Quantum Forceのラインアップは、キャンパスや境界型セキュリティに適した「Quantum Force 9000」シリーズ(6製品)、大企業に適した「Quantum Force 19000」シリーズ(2製品)、データセンターでの使用に適した「Quantum Force 29000」シリーズ(2製品)の計10製品。費用対効果の高いソリューションとして、ネットワークパフォーマンスを向上させると同時に、テクノロジーインフラを簡素化し、電源、インフラおよび運用に必要な各種コストを削減するとしている。

Quantum Force 9000シリーズ
Quantum Force 19000シリーズ
Quantum Force 29000シリーズ

 Quantum Forceは、クラウドベースのセキュリティインテリジェンス、高性能な自動脅威対応システム、および50以上のAIエンジンを統合したCheck Point Infinity Platformを活用し、AIによる最大1Tbpsの脅威防止機能を提供するとともに、99.8%のマルウェアブロック率を達成する。

 性能面では、従来比2倍となる最大63.5Gbpsの脅威防止性能を実現。コンパクトな2RU/1RUフォームファクターと、1/10/25/40/100Gbpsインターフェイスの高密度な実装により効率性を高めている。また、独自のモジュラーと柔軟性の高いアーキテクチャを特徴とし、2倍の電源効率を実現しながら、顧客の進化するネットワーク要件にシームレスに適応できるよう設計されており、これにより業務効率が向上し、インフラ費用が削減されるとしている。

 AIによる脅威防止機能により、自動化された脅威対応、リアルタイムのグローバル脅威インテリジェンス、50以上のAIエンジンのパワーを提供し、進化するサイバー脅威に対するプロアクティブな防御を実現する。

 また、統合されたセキュリティ&ポリシー管理により、データセンターはオンプレミス、クラウド、FWaaS(サービスとしてのファイアウォール)環境全体にわたり、セキュリティおよびポリシー管理を統合することで、セキュリティ運用を合理化できるとしている。