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プライム・ストラテジー、ローカル環境でのLLM実行環境導入・保守サービス「Magatama.AI」を発表

 プライム・ストラテジー株式会社は2月29日、完全ローカル環境でのLLM実行環境導入・保守サービス「Magatama.AI」を発表した。

 Magatama.AIは、LLM(AI)活用に向けてのコンサルティングから実装までを一気通貫でサポートし、導入企業のDXに寄与する持続可能な組織作りとAIシステム基盤を構築する。

 構築するAIシステム基盤は、外部の生成AIサービスを利用しないため、ローカル環境下でのよりセキュアな環境で運営できる。API利用料が個別に発生せず、機密性の高いドキュメントも安全に扱える。

 量子化・バイナリー化技術を用いて各LLMを軽量化し、高速・並列動作できる環境を実現。NVIDIAのGPUかAMDのGPU、もしくはM2かM3のMacアーキテクチャで、オンボードメモリかユニファイドメモリが16GB以上であれば動作可能。さくらインターネット/AWS/Azure/Oracleなど、クラウドGPUサーバーも利用できる。

システム構成例

 サービスの価格は、ステップ1の「LLM(AI)活用企画支援」が1人あたり1日10万円。ステップ2の「環境構築からの サービス実装」は、初期LLM費用が200万円から、LLM環境運用費用が月額30万円から。

 プライム・ストラテジーでは、生成AIに関わる大規模言語モデル (以下、LLMモデル)の開発およびサービス展開は、OpenAI(ChatGPT)などを始めとする海外事業者が中心となっており、国内企業のAI基盤が海外AIサービスに依存してしまう事態になりかねないと指摘。Magatama.AIの展開により、オープンソースの生成AI・LLMによるDX成功事例を生み出し、国内事業者による日本企業のDX化・AIカンパニー化を進めるとしている。