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デジタルリテラシー協議会、「ITパスポート試験」など3試験の合格者に「DX推進パスポート」デジタルバッジを発行

 デジタルリテラシー協議会は1月31日、デジタル人材育成のさらなる加速を目指し、DXを推進するプロフェッショナル人材に必要となる基本的スキルを証明するデジタルバッジ「DX推進パスポート」を発行すると発表した。

 DX推進パスポートは、「ITパスポート試験」「DS検定 リテラシーレベル」「G検定」の3試験に合格することを推奨するため、合格者の申請に基づき発行するもので、2月9日に協議会のウェブサイト上で受付を開始する。

 デジタルリテラシー協議会は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)と一般社団法人データサイエンティスト協会(DS協会)および一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)の3団体が、IT・データサイエンス・AIの三方面からデジタルリテラシーを向上することを目指して、2021年4月に設立した官民連携の会議体。産業界において日本がグローバルで戦うための競争力の源泉となる人材の育成を目指し、ITの利活用を推進するIPA、データサイエンティストのスキル定義や人材育成を支援するDS協会、ディープラーニング技術の産業活用を推進するJDLAが連携し、協議・情報発信を行ってきた。

 また、協議会では、「IT・ソフトウェア領域」「数理・データサイエンス領域」「AI・ディープラーニング領域」の3領域において、全てのビジネスパーソンが持つべきデジタル時代の共通リテラシーを「Di-Lite」として定義している。そして、そのスキル習得のためにITに関する基礎的知識を問う試験である「ITパスポート試験」、データサイエンスの知識を問う試験である「DS検定リテラシーレベル」、AI・データの知識を問う試験である「G検定」の3試験を推奨してきた。

「Di-Lite」として定義したデジタルリテラシー領域

 経営者層を含む全てのビジネスパーソン・新社会人がデジタルを「使う」ためには、ITの知識が必要で、さらに、企業や組織のDXを推進する人材として活躍するためには、IT知識に加えて、デジタルを「使う」と「作る」領域を行き来するためのデータサイエンスとAIの知識がより深く重要となると説明。そこで協議会は、DXを推進する人材を目指す人向けに、「ITパスポート試験」「DS検定リテラシーレベル」「G検定」の3試験全てに合格することを推奨するため、DX推進パスポートを新たに定義した。

 DX推進パスポートは、DX推進を行う職場において、チームの一員として作業を担当する人を想定し、DXを推進するプロフェッショナル人材となるために必要な基本的スキルを有することを証明するデジタルバッジ。「ITパスポート試験」「DS検定 リテラシーレベル」「G検定」の3試験の合格数に応じた、3種類のバッジを発行する。3試験のうち、いずれか1種類の合格者には「DX推進パスポート1」、いずれか2種類に合格すると「DX推進パスポート2」、3つ全てに合格すると「DX推進パスポート3」のデジタルバッジが発行可能となる。

 合格者は、DX推進パスポートをSNSやメールなどで人材市場にオープンに示すことで、自身のスキルや市場価値を証明できる。企業・組織においては、DX推進パスポートを取得した社員を見える化することで、社内のデジタルスキルの保有状況を把握でき、デジタル人材戦略立案が容易になるとしている。

 デジタルバッジの発行は、協議会のウェブサイト上で2月9日に受付を開始し、申請された月の翌月末までに発行する予定。