ニュース

STNet、同社データセンターと他社データセンター間を直接接続する「ST-WAN ダイレクトコネクト(データセンター接続)」を提供

 株式会社STNetは29日、同社のデータセンター「Powerico(パワリコ)」と、他社データセンター間を直接接続するサービス「ST-WAN ダイレクトコネクト(データセンター接続)」を提供開始した。

 STNetでは、データセンターが集中する大都市圏で大規模災害が発生した場合のリスク分散として、データセンターの地方分散が注目されていると説明。データを処理するデータセンターが大都市圏に集中していることで、災害発生時には、さまざまなサービスに関するデータ処理が滞る懸念があり、これを解消するため、重要なデータを大都市圏と地方のデータセンターに分散する方法が考えられているが、そのためには、大都市圏と地方のデータセンターを結ぶ安定した品質かつ低遅延なネットワークが求められるとしている。

 新たに提供するST-WAN ダイレクトコネクト(データセンター接続)は、Powericoから、多数のデータセンターが集中する大阪間を直接接続するサービス。顧客のシステム要件に合わせて帯域を選択でき、セキュリティの高い閉域網で接続することで、高信頼・高品質・低遅延の安定した通信品質のデータセンター間ネットワークを提供する。

 また、大阪のデータセンターにある接続ポイントで、他社回線と接続することで、全国のデータセンターを利用できる。

 サービスは帯域確保型で、回線帯域は100Mbps、200Mbps、500Mbps、1Gbps。

提供イメージ