ニュース

日立システムズ、セキュリティ専門子会社のセキュアブレインを4月1日付で合併

マネージドセキュリティサービス事業の拡大を図る

 株式会社日立システムズは、100%子会社の株式会社セキュアブレインを、4月1日付で日立システムズと合併すると発表した。これにより、グローバル市場でのマネージドセキュリティサービス事業のさらなる拡大を図るという。

 セキュアブレインは、Webサービスを提供する事業者や企業にITセキュリティを届けるためのサイバーセキュリティ専門会社として、2004年に設立された企業。その後、2014年に日立システムズの完全子会社となり、サイバー攻撃から企業を守るマネージドセキュリティサービス分野へも事業領域を広げている。

 日立システムズでは、今回の合併により、セキュアブレインのWebセキュリティノウハウを活用したモバイルアプリケーションセキュリティサービスや、マルウェア関連技術を用いたランサムウェア対策ソリューションの開発・展開などを行っていく計画。また、日立システムズの営業力と組み合わせ、マネージドセキュリティサービス事業の拡大を目指すとした。

 さらには、日立グループや日立システムズの海外グループ会社と連携して、セキュアブレインの人財力やセキュリティ製品・サービスをグローバルに展開することで、日立システムズグループの成長につなげたい考えだ。

 なお合併以降も、フィッシング対策ソリューション「PhishWall」やSaaS型Web改ざんチェック/脆弱性診断サービス「GRED」などを中心に、現在セキュアブレインが提供しているセキュリティ製品・サービスを、セキュアブレインブランドで提供・展開するとのこと。