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テンダ、Notes/DominoからCSV形式でデータを出力できる「Notes文書データ抽出ツール」を発売

移行先未定の状態でもデータの待避が可能

 株式会社テンダは、Notes/Dominoからのデータ移行を支援する「Notes文書データ抽出ツール」を、2月1日より提供開始すると発表した。これを利用すると、「移行先のプラットフォームが決まっていないが、Notesデータベースの文書データや添付ファイルはどこかに退避したい」といった要望に対応できるという。価格は170万円(税別)。

 「Notes文書データ抽出ツール」は、Notesデータベースに登録された文書データをローカル端末に抽出できるツール。NotesフォームごとにCSV形式でデータの抽出を行えるため、移行先が決まっていない状況でも、いったんデータを出力して待避しておき、移行先が確定した際に新たなプラットフォームにデータを取り込んで文書データを再利用する、といった使い方にも対応する。

 また、Notes文書に添付されたファイル・リッチテキストデータも、Notes文書単位にフォルダ分けし、まとめて抽出可能。複数のNotesデータベースの文書データを一括で抽出したり、抽出データの種類および抽出範囲(作成日・最終更新日)を絞り込んで抽出したりすることもできる。

 加えて、ログ出力機能も備えているので、エラー原因およびエラー対象データの特定も行えるとした。

 なおテンダでは、Notes/Domino v9.0.xおよびv10.0.xのサポートが6月1日に終了することを受け、NotesメールやNotesスケジュールの移行ツール、Notes文書の移行ツールを特別価格で提供する「Notes移行キャンペーン第三弾」を、2月1日より開始することを発表している。

 その一方で、どのように対処するのかを決定できていない企業もまだ多く存在すると指摘。「Notes文書データ抽出ツール」を利用すれば、Notes/Dominoのサポートが切れる前に、文書データや添付ファイルを退避するといった対応が可能となるため、Notes移行の課題に対する選択肢のひとつとして提案を進めるとのことだ。