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NEC、新筐体を採用したビジネス・教育向けPC「VersaPro」シリーズの新製品を販売

 日本電気株式会社(以下、NEC)は24日、新筐体採用に伴う拡張性や機能の強化と、インテル第13世代CPUまたはAMD製Ryzen 5プロセッサー搭載による性能向上を図った、ビジネス・教育向けPC「VersaPro」シリーズの新製品6タイプ14モデルを販売開始した。

 新製品では、全6タイプで消費電力を抑制してバッテリー駆動時間を延ばす「ロングバッテリモード」、PCを使わない夜間に自動で休止状態に移行してバッテリーの消費を抑える「スマートスタンバイ」の設定を新たに用意。さらに、オンラインミーティング時のサウンド品質を向上させる「ヤマハ製AudioEngine」には、声を拾う範囲を広げることが可能な「ノイズ抑制レベル調整」や、自分の声がどう聞こえるかを確認できる「マイクテスト機能」を追加し、利便性を向上することでハイブリッドワークをはじめとする多様な働き方を支援する。

タブレットPC「VersaProタイプVS」※デジタイザーペンはオプション
モバイルノートPC「VersaPro UltraLiteタイプVN」

 タブレットPC「VersaProタイプVS」およびモバイルノートPC「VersaPro UltraLiteタイプVN」では新筐体を採用し、基本性能に加え、拡張性や通信機能の強化、視認性の向上などを行った。

 VersaProタイプVSは、重量を約728gと従来比で約45g軽量化し、薄さが約10.5mmで狭額ベゼルデザインを施したタッチパネル対応の12.3型液晶画面を搭載した新筐体を採用。新たにIntel第13世代プロセッサの搭載や、Wi-Fi 6E対応、USB Type-Cを3ポート装備するととも、LTE/5GやvPro Essentialsを選択可能とし、通信機能やセキュリティ対応も強化した。オプションも、充電式デジタイザーペンでは充電時間を従来の約2時間から約24分に短縮、カバーとしても利用可能なマグネット着脱式キーボードでは、PC本体に合わせて従来の約350gから約300gに軽量化し、タッチパネル操作や手に持って作業を行う用途への利便性に配慮した。

 VersaPro UltraLiteタイプVNでは、従来モデルの軽量1kg未満を継承しながら、狭額縁にすることで従来に比べ垂直方向に約11%表示領域が広い13.3型(16:10、従来は16:9)IPSワイド液晶を搭載した新筐体を採用し、視認性を向上した。さらに、Intel第13世代プロセッサーの搭載や、容量を増大したLバッテリーの選択肢を追加するとともに、拡張性においてもUSB Type-Cポートを1つ追加した2ポートに強化し、周辺装置との接続による多様な用途での利用を支援する。

 14型液晶を搭載しながら重量約825gのフラッグシップモバイルノートPC「VersaPro UltraLiteタイプVG」では、新たにIntel第13世代プロセッサーを搭載し、A4ノートPC「VersaProタイプVW」では、マルチタスクに強いAMD Ryzen 5(7535U)プロセッサーおよびDDR5メモリを新規搭載し、基本性能を強化した。

 製品の希望小売価格(税別)は、モバイルノートPCのVersaPro UltraLiteタイプVGが43万7000円から、VersaPro UltraLiteタイプVNが35万8000円から。タブレットPCのVersaPro タイプVSが28万5800円から。ビジネスノートPCのVersaPro タイプVEが22万6500円から、VersaPro タイプVWが28万5000円から。ビジネスノートPCでSOHO・中小企業向けのVersaPro タイプVFはオープン。