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東芝デジタルソリューションズ、要介護認定を支援する自治体向けシステム「ALWAYS V」

タブレット端末で要介護認定の訪問調査をデジタル化

 東芝デジタルソリューションズ株式会社は15日、自治体の福祉・保健行政を支援するソリューション「ALWAYSシリーズ」において、要介護認定訪問調査システム「ALWAYS V」を、同日から提供開始すると発表した。要介護認定の申請を受けた自治体が実施する訪問調査業務を、タブレット端末で行えるようになるという。

 ALWAYS Vは、要介護認定の申請を受けた自治体が実施する、要介護認定の調査対象者への訪問調査をデジタル化するシステム。調査対象者(またはその家族)との訪問スケジュールの調整内容をメモできるほか、全ての調査員のスケジュールの空き状況をカレンダー形式で可視化する機能を備えており、訪問スケジュール調整の手間を大幅に削減できるという。

 また、調査員個人のスケジュール管理についても、直近の訪問スケジュールをアラート表示する機能などを備えているので、一日の業務計画を簡単に確認できるとしている。

 調査中は、「メモを取りながら調査結果を入力」「メモを取るのみ」「調査結果の入力のみ」の3パターンに応じた入力画面を用意しており、画面パターンの切り替えをボタン1つで行えるので、調査員個人の記録方法や訪問先の条件などに応じて、記録方法を柔軟に変更可能だ。

 さらに、調査対象者とのコミュニケーションを補助する画像機能、判定基準を確認できる認定調査員テキストの参照機能、特記事項を定型文として管理する定型文機能、判断に迷った項目の保留表示や項目間で不整合が生じた場合の警告表示をする機能など、さまざまな支援機能を搭載した。

 これらの機能は、調査員が容易に見つけらえるようなデザインを採用しているため、調査員の経験値や情報リテラシ-の差に左右されない、精度の高い訪問調査を実現できるとのこと。