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NTT Com、衛星ブロードバンドインターネットサービス「Starlink Business」を販売開始

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は21日、株式会社NTTドコモがStarlink認定再販事業者として提供する衛星ブロードバンドインターネットサービス「Starlink Business」の販売を開始した。

 企業や自治体の顧客が、サービスを災害時のバックアップ回線として活用することで、事業継続性を高められる。また、山間部などにおいて、建設現場の遠隔監視ソリューションや、農業をはじめとする一次産業向けのIoTソリューションの導入が可能となり、さまざまな分野におけるDXの進展が期待できる。サービスの提供エリア内(日本の領海内)であれば、海上での高速データ通信も可能となる。

 サービス提供プランは、「固定利用(陸上向け)」プラン、「移設可能(陸上向け)」プラン、「海上(海上向け)」プランの3種類。各プランとも、期待される通信速度は上り8~25Mbps、下り40~220Mbpsで、個人向けプランの契約者よりも通信速度が優先される優先データ量が用意される。価格は要問い合わせ。

 「固定利用(陸上向け)」プランは、陸上において申込時に指定した場所にStarlinkのアンテナを設置して利用できる。「移設可能(陸上向け)」プランは、陸上において住所変更手続きをすることなく、顧客の任意のタイミングで任意の場所にStarlinkのアンテナを設置して利用できる。「海上(海上向け)」プランは、船舶などにStarlinkのアンテナを設置し、海上(領海内)において移動しながら利用できる(陸上では利用できない)。

 NTT Comは、従来のモバイル回線や固定回線に加え、サービスを活用することにより、顧客の利用環境やニーズに合った最適なソリューションを提案・提供するとしている。