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メシウス、.NET 8対応を実施したUIコンポーネントセット「ComponentOne 2023J v3」

 メシウス株式会社(旧社名:グレープシティ株式会社)は20日、業務アプリケーション開発に便利なデスクトップ/Web/モバイル用.NETコンポーネントを収録したスイート製品「ComponentOne」の新版として、「同 2023J v3」を、2024年1月17日にリリースすると発表した。

 ComponentOneは、データグリッド、チャート、入力、ナビゲーションなど、業務アプリケーションに必要とされるさまざまな機能を収録したUIコンポーネントセット。Windows Forms、WPF、ASP.NET、ASP.NET Core、Xamarin、Blazor、WinUIの各プラットフォームに対応するため、デスクトップからWeb、モバイルアプリまでを1つの製品で開発できるという。

 今回の新版では、Microsoftが11月14日にリリースした最新のアプリケーションフレームワーク「.NET 8」に対応し、.NET 6/7用のコンポーネントを提供しているすべてのエディションにおいて、.NET 8に対応したコントロールの利用が可能となった。

 .NET 8対応コンポーネントに更新すると、.NET 8の最大の特長であるパフォーマンス向上のメリットを得られるとのことで、特に、Blazorのデータグリッドコントロール「FlexGrid」では、セルの作成とスクロールのパフォーマンスが大幅に向上したという。またBlazor WebAssemblyにおいては、.NET 6に比べ平均して約5倍、Blazor Serverにおいては.NET 6の約2倍高速になり、これまで以上の快適な動作を提供するとしている。

 加えて今回は、ベータ版として提供してきた、リッチテキスト編集が可能なツール「C1Editor」を、.NET 6および.NET 8正式対応して提供する。画像のサイズ変更やトリミングなどの編集機能が改善されるほか、新しい機能としてGetInnerHTMLメソッド、PDFエクスポート、およびSelectedTextChangedイベントが追加された。

 さらに、リリースサイクルの改定も実施する。従来は年3回のメジャーバージョンアップを実施してきたが、「2024J v1」以降は、年2回のメジャーバージョンアップと、年2回のマイナーバージョンアップを行うとのことだ。