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キカガク、Azure OpenAI Service/ChatGPTの導入支援サービスを提供

 株式会社キカガクは14日、Azure OpenAI Service/ChatGPTの導入、活用、成果創出までをトータルでサポートする「Azure OpenAI Service/ChatGPT 導入支援サービス」を提供開始した。サービスでは、導入検討時のコンサルティング、独自システムの開発、導入時の活用を促進する全社員向け研修、導入後の活用状況分析まで、企業のニーズに合わせて提供する。

 キカガクでは、企業の業務効率化や新しいビジネスチャンスのために、Azure OpenAI Service (AOAI)やChatGPTの導入を進める企業が増えていると説明。しかし、多くの企業には、導入前はセキュリティやコンプライアンスの懸念、技術的ハードルといった課題あり、導入後には活用されないといった課題に直面しているという。

 これらの課題を解決するため、キカガクでは企業がAzure OpenAI Service/ChatGPTを最大限に活用するための、一貫したサポートを提供するサービスを提供する。サービスは、企業のニーズに合わせた最適なソリューションを提供し、企業のChatGPTを活用したさらなる発展をサポートすることを目指すとしている。

 サービスのうち「Azure OpenAI Service システム開発」では、企業のニーズに合わせた最適な AIシステムを構築する。ChatGPTのようなAIチャットボットだけでなく、独自のシステムの構築もサポート。企業ごとにカスタマイズしたChatGPTは、より高いレベルで業務効率化を実現する。

 Azure OpenAI Serviceは、Microsoft Azureのセキュリティ基準に準拠しており、高いセキュリティレベルでの運用が可能。Azureの基本機能と組み合わせることで、企業のセキュリティ要件に応じたカスタマイズを実現する。さらに、AzureのAIサービスである「Azure Cognitive Services」と組み合わせることで、ニーズに合わせたさまざまな機能を実現できる。

 「Azure OpenAI Service/ChatGPT 導入・活用コース」は、運用開始前に、ユーザーがChatGPTやAIシステムの活用方法や、活用時の注意すべきポイントを理解し、運用をスムーズに開始するための研修を提供する。

 導入コースは、1時間ほどでChatGPTのセキュリティを含む基礎的なリテラシーを身に付けられる。活用コースは、ChatGPTを実際に使いこなすために必要なプロンプトエンジニアリングなどの、業務内で活用に不可欠な知識やスキルを習得できる。

 さらに、Azure OpenAI Serviceの導入後支援として、導入後の活用状況の分析やユーザーヒアリングを通して、課題を洗い出し、対策を提案する。具体的な活用が進むように、部署ごとのプロンプトテンプレートの整理や研修を提供する。導入後も、教育とコンサルティングの両面でサポートし、企業のAzure OpenAI Service/ChatGPTの活用、成果創出を実現するとしている。