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デジタルアーツ、契約ユーザーに脅威の検知と対処方法の通知を行う「Dアラート発信レポートサービス」を強化

製品利用者でのインシデント発生情報を取りまとめた「月次レポート」を配信

 デジタルアーツ株式会社は13日、Webセキュリティ製品やメールセキュリティ製品の契約ユーザー向けにオプションとして提供している「Dアラート発信レポートサービス」を、同日より機能強化すると発表した。同オプションでは、契約ユーザーの環境においてインシデントが検知された場合に、それを通知するとともに、その対処方法をレポートとして提供していたが、今後は、他社を含めた最新のインシデント傾向を把握できる「月次レポート」の提供を開始するとのこと。

 「Dアラート発信レポートサービス」は、クラウド型Webセキュリティ製品「i-FILTER@Cloud」、クラウド型メールセキュリティ製品「m-FILTER@Cloud」の契約ユーザーを対象に、インシデントの検知と具体的な対処方法の案内を行うオプション。

 i-FILTER@Cloudの契約ユーザーが不正なWebへアクセスしたり、m-FILTER@Cloudの契約ユーザーが危険なメールを送受信したりした場合に、デジタルアーツがそれらを検知するほか、アクセスログを調査し、「いつ」「どのユーザーに」「どんなインシデントが検知されたのか」といった内容と、その対処方法を、「Dアラート発信レポート」として配信している。

 今回の機能強化では、Dアラート発信レポートの提供に加え、i-FILTER/m-FILTERシリーズの全ユーザーにおけるインシデント発生情報を取りまとめた「月次レポート」を配信する。「Dアラート発信レポートサービス」の契約ユーザーが受け取る情報は、従来、自社・自組織におけるインシデント情報に限定されていたが、今後はi-FILTER/m-FILTERシリーズの全ユーザーに起きた情報を受け取れるようになるため、他社を含めた最新のインシデント傾向を把握できるとのこと。

 この月次レポートでは、具体的に、悪性URLのアクセス・悪性ファイル添付メール受信の総数や、マルウェア別の内訳、専門チームにより作成されたセキュリティ関連情報のコラムなどが含まれている。

 なおDアラート発信レポートでは、これまで通り、自社・自組織で起きたインシデント情報の通知を行う。i-FILTER@Cloudユーザーの場合、発生日時やアクセスURL、対象ユーザー数や対象ユーザー名、アクセスしようとした端末、アクセス状況、プロセスなどの詳細な調査結果、また、マルウェアスキャンや対象者へのヒアリングといった今後の対処方法が記載されている。

 さらに今回は、Dアラート発信レポートサービスの実施時間を24時間365日に拡張し、サポート体制を強化するとした。

 Dアラート発信レポートサービスの価格は、対象製品の1ライセンスあたり月額200円(税別)。