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シュナイダーエレクトリック、サステナブルな次世代型工場の実現を支援するDXサービス事業を日本市場で展開

 シュナイダーエレクトリックは5日、同社自らの工場を変革してきたノウハウを用いて、顧客のスマートかつサステナブルな次世代型工場の実現を支援するDXサービス事業を、日本市場に向けて、2024年1月から本格的にサービス提供開始すると発表した。

 同サービスは、シュナイダーエレクトリックがグローバルで2023年2月に展開を開始したもので、産業分野の企業が将来に備え、革新的かつサステナブルなエンドツーエンドのデジタルトランスフォーメーションを効果的に達成できるように設計されている。

 現場DXを支援するため、実証済みのソリューションを用いた拡張可能なサービスで、課題の発見、調査・診断、戦略策定、設計、ソリューション実装、継続的な改善活動といった、DX推進のステップをトータルにサポートする。

 顧客企業は、シュナイダーエレクトリックの産業分野・エネルギー分野の専門知識やノウハウを最大限に活用しながら、一連の産業用ソフトウェアのサポートを受けることで、生産性向上、DX推進のための企業ガバナンスの再構築、持続可能性とエネルギー効率、設備保全効率の最適化、サイバーセキュリティ、AI活用によるDXソリューションといった、なさまざまな指標において数値的な効果を達成できるとしている。

 シュナイダーエレクトリックは、世界各地の製造・配送拠点において、世界経済フォーラムが次世代型工場の手本として選定する、ライトハウス認定を複数件獲得した数少ない企業の1社だと説明。ライトハウスは、第4次産業革命(4IR)のテクノロジーをパイロットから大規模レベルまで導入し、オペレーションやバリューチェーン、ビジネスモデルを変革することで、財務や持続可能性の観点で高パフォーマンスを発揮した工場を認定するもの。シュナイダーエレクトリックは、アドバンストライトハウス5件、サステナビリティライトハウス2件の認定を取得しており、いずれの工場も、自社のソリューションを用いてスマート化・サステナビリティ化を実現している。

 開始するDXサービスは、こうしたシュナイダーエレクトリック自らの実績に基づいて、顧客企業へのアドバイザリーを行い、従来のデジタル化・スマート化の支援に加えて、エネルギー管理の領域にも支援範囲を拡大し、サステナブルな次世代の工場を実現するための統合的な支援を提供する。2025年までに、国内市場において30件のコンサルテーションを実行し、10件のGHGネットゼロ工場案件への支援実施を目指すとしている。