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クラスメソッド、ITインフラ構築・管理をコード化する「IaC」環境の導入を支援

最適なツール選択のサポートや、ツール群を組み合わせた導入支援パッケージなどを提供

 クラスメソッド株式会社は17日、ITインフラの各種設定をコードで定義して管理する「Infrastructure as Code(IaC)」の導入支援パッケージを販売開始すると発表した。

 IaCでは、コード化することによって、構築や設定の変更、運用管理を自動化でき、省力化につなげられるメリットがあるほか、どのような設定を行ったのかについても、コードとして記録が残るため、変更履歴などの管理もしやすくなる。また、インフラの設定情報についての共有も容易になるので、開発担当者と運用担当者の間での連携が強化され、DevOpsの実現にもつながるとのこと。

 このように多くのメリットがあるIaCだが、最初から大掛かりなシステムに適用しようとすると、コード管理がかえって煩雑になり、現場の混乱やレビュー負荷の増大、潜在的なリスクへの懸念などを抱えることになるという。

 そこでクラスメソッドでは、こうした点を踏まえて、これからIaCに取り組む企業に向け、導入のステップや最適なツール/サービスの組み合わせを診断できる「IaCジャーニーマップ」を作成。このマップを参考に、IaCを導入すべき業務とIaC化のレベルを診断し、各企業の環境にあわせた最適なツール選択を支援するとした。

IaCジャーニーマップのイメージ

 また導入支援サービスとあわせ、TerraformやSnyk Infrastructure as Code(Snyk IaC)、GitLabを中心に、IaC環境の構築と管理に役立つツールをひとまとめにして、「IaC導入支援パッケージ」として提供する。