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インフォマティカ、Microsoft FabricとAzure OpenAIと連携したクラウドデータ分析ソリューションを発表

 米Informatica(以下、インフォマティカ)は現地時間11月15日、Microsoft FabricおよびAzure OpenAIと連携した新たなクラウドデータ分析ソリューションを発表した。これにより、世界中のAzureユーザーが、データ機能をシームレスに利用できるようになるとしている。

 インフォマティカは、マイクロソフトのエンジニアリングチームおよびAzure OpenAI Serviceチームと連携し、彼らの大規模言語モデルの関連性と精度を活用して「CLAIRE GPT」を開発した。

 CLAIRE GPT は、AIエンジン「CLAIRE」に生成AIを搭載した次世代バージョンで、データとIntelligent Data Management Cloud(IDMC)に自然言語インターフェイスを提供し、ユーザーがデータを消費・処理・管理・分析する方法を、単純な会話型のやり取りを通じて変革する。高精度なAzure OpenAI Serviceのモデルを組み込むことで、CLAIRE GPTユーザーは、最先端のデータ管理コード生成にアクセスでき、企業ユースケースに必要な責任あるAIのための包括的なシステムを利用できる。

 インフォマティカは、Microsoft Fabricの初期ISVデザインパートナーの一社で、IDMCは次世代データ分析プラットフォームのネイティブアプリケーションとして、Microsoft Fabricユーザーに豊富なデータ管理機能を提供する。IDMCの機能がMicrosoft Fabricに直接組み込まれ、シームレスに利用できるようになる。顧客は、特にデータプロファイリング、品質、可観測性、統合機能など、主要なデータ管理ソリューションを発見および活用して、Fabricアナリティクスのワークロードのための信頼性の高いデータを構築できる。IDMCは、Fabric上のネイティブアプリケーションとして、2024年前半に一般提供を開始する予定。

 また、顧客のさまざまなアナリティクスのユースケースに対応するために、インフォマティカはFabric OneLake、Lakehouse、DataWarehouse向けの、大規模で高性能なIDMCコネクタを構築した。これらのコネクタは、よりシームレスなデータの取り込みを実現し、信頼できる単一のデータソースを構築する。また、デルタパーケットとSQLエンドポイントに対応し、Fabricプラットフォーム内でのリアルタイム分析を促進する。