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A10ネットワークス、DDoS対策総合ソリューション「A10 Defend Suite」を発表

 A10ネットワークス株式会社(以下、A10)は15日、DDoS対策総合ソリューション「A10 Defend Suite」を発表した。

 DDoS攻撃は規模や頻度、巧妙さにおいて増加の一途をたどっており、DDoS-for-hire(DDoS攻撃請負)、ハクティビズム、地政学的勢力などの全てが、サイバー脅威の増加の一因となっていると説明。また、DDoS攻撃の効果を高めるために、AIを利用するケースも増加しており、こうしたサイバー攻撃に対処するために、AIを活用し、マルチベクトル型攻撃を予測する新たなアプローチが求められているという。

 A10では、こうしたサイバー攻撃から顧客のネットワークとアプリケーションを保護するためのセキュリティポートフォリオとして、A10 Defend Suiteを新たに展開する。また、A10 Defend Suiteの一部として「A10 Defend Detector(旧Thunder TPS Next-gen Detection 3.0)」をリリースした。

 A10 Defend Suiteは、AIによって強化されたゼロデイ検知機能、分析機能、新たな攻撃や未知の攻撃から保護するプロアクティブな脅威インテリジェンスを備えた、総合的なDDoS攻撃対策ソリューション。フローベースでDDoS攻撃を検知するアプライアンス製品「A10 Defend Detector(旧A10 Thunder TPS)」、DDoS攻撃緩和ソリューション「A10 Defend Mitigator(旧A10 Thunder TPS)」、A10 Defend Suiteの防御環境を統合管理できるソリューション「A10 Defend Orchestrator(旧aGalaxy)」で構成される。

 A10 Defend Detectorは、A10 Defend OrchestratorおよびA10 Defend Mitigatorと組み合わせることで、DDoS攻撃からの防御を自動化する。これにより、最も高いレベルの防御が求められるサービスプロバイダーやエンタープライズ環境においても、十二分に効力を発揮するとしている。

 また、A10では、DDoS脅威インテリジェンスサービスを2024年第1四半期に提供開始し、A10 Defend Suiteに統合することを予定している。