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A10、次世代型WAFを統合した新ソリューション 「A10 Next-Gen WAF, Powered by Fastly」を日本で提供

 A10ネットワークス株式会社(以下、A10)は10日、アプリケーション配信・負荷分散機能と、米Fastlyの次世代型WAF(Webアプリケーションファイアウォール)を統合し、新たなソリューション「A10 Next-Gen WAF, Powered by Fastly」として、2023年第3四半期から日本市場で提供すると発表した。

 「A10 Next-Gen WAF, Powered by Fastly」は、A10のアプリケーション配信・負荷分散の拡張機能として提供。次世代型WAFと一体になったソリューションによって、ハイブリッドクラウド環境にインストールされたソフトウェアやハードウェアのWebセキュリティを強化する。また、仮想マシンやハードウェアアプライアンスなど、さまざまなフォームファクターでも利用できる。

 アプリケーションの入り口に配置されることから、各サーバーのエンドポイントに実装する必要がなくなり、一度の実装で数百から数千のアプリケーションをフロントエンドで処理できる。

 Microsoft TeamsやSlackなどの一般的なコミュニケーションツール、JiraやPivotal trackerなどのDevOpsツール、VictorOpsやDatadogなどの強力なSIEMツールと統合して、ワークフローを合理化。また、これらの統合によってDevOpsやSecOpsとのセキュリティデータの共有が大幅に簡素化され、トラブルシューティングや問題の解決を迅速かつ効率的に行える。

 Webアプリケーションにアクセスするポイントで、誤検知が少なく、有効性の高いセキュリティソリューションを提供することで、クラウド運用モデルの有効性や経済性、ハイブリッドクラウド環境のセキュリティ確保、最適化、自動化といった課題を解決できるとしている。

 A10 Thunder ADCおよびA10 Thunder CFWを利用中のユーザーは、「A10 Next-Gen WAF, Powered by Fastly」を、2023年第3四半期からオプションにて利用できる。対象モデルは要問い合わせ。