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東芝デジタルソリューションズ、簡単にIoTサービスを作れる「ifLinkプラットフォーム」の新バージョンを提供

ifLinkを使ったデジタルイノベーション体験ができるツール「ifLink EX」も提供

 東芝デジタルソリューションズ株式会社は10日、さまざまなIoT機器やWebサービスをモジュール化して、その組み合わせで便利な仕組みを作れる共創型のIoTプラットフォーム「ifLinkプラットフォーム」について、新バージョンの提供を開始した。

 ifLinkプラットフォームは、センサー機器やWebサービスなどのモジュール群から、使いたいモジュールを選択し、IF(条件)とTHEN(アクション)の順序で組み合わせるだけで、簡単にIoTサービスを作れるプラットフォーム。

 提供を開始する新バージョンは、従来のスマートフォンだけでなく、設置型ゲートウェイ、業務用タブレット、対話型ロボットなどの情報端末への搭載が可能になった。これにより、製造、医療、介護、小売り・店舗、農業、エンターテインメント、教育など、さまざまな現場に適したIoT製品・サービスを迅速に創出できるとしている。この新バージョンを搭載した端末は、今後、パートナー企業が順次発売予定。

 東芝デジタルソリューションズでは、ifLinkを活用したパートナー企業のサービス創出を支援するため、一般社団法人ifLinkオープンコミュニティでの試作や検証を経て、安定動作が確認された機能を順次組み込み、保守サポートやテクニカルサービスを提供すると説明。さらに、ifLinkマイクロサービス開発のサポートサービスを提供し、安定したサービスの創出を支えるとしている。

 また、東芝デジタルソリューションズでは10日、ifLinkプラットフォームを活用したエコシステムの拡大を目的に、アプライドロボット株式会社との協業に合意したと発表した。

 合意に基づき、アプライドロボットはifLinkを使ったデジタルイノベーション体験ができるツール「ifLink EX」の提供を開始した。ifLink EXは、課題発見・アイデア創出・プロトタイピング・実用化に向けたアクションを起こせる、デジタルイノベーション体験ツール。企業研修や学校などの教育現場での活用を通じて、オープンイノベーションやDXを推進するデジタル人材育成に貢献する。

 今回の協業の一環として、東芝デジタルソリューションズはアプライドロボットに出資しており、今後も両社で連携し、ifLinkを活用した新たなサービスの創出・拡販に向け、事業拡大を進めていくとしている。

デジタルイノベーション体験のできるツール「ifLink EX」