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SCSK、Dropboxの運用管理効率化と利便性向上を実現するサービス「Smartdbx」

 SCSK株式会社は26日、Dropboxの運用管理効率化と利便性向上を実現するサービス「Smartdbx」を11月1日より提供開始すると発表した。

 Smartdbxは、SCSKが社内外でのDropbox導入プロジェクトで培ったノウハウを生かして開発されたツールで、Dropboxでの管理者の作業負荷低減や、ユーザーの利便性向上などを支援する機能を提供する。

 具体的には、まず、Smartdbxを利用するアカウントを管理するユーザーやグループの管理機能を提供。人事マスタとアカウント情報を連携し、人(アカウント)と組織(グループ)の情報を自動で取り込めるという。

 また、社内外との共有フォルダを介した共有の管理機能では、承認された外部共有の自動設定、共有期間後の自動解除が行われ、管理者による作業が不要なため、日々の運用負荷を最小限にできるという。

 さらに、未承認の共有フォルダを検知すると自動で共有を解除し、共有を行った人に警告メールを発信する監視機能や、共有フォルダ作成時に、あらかじめ定義された構造でサブフォルダを自動作成する「フォルダテンプレート」、社外との共有状況を可視化し、レポートとして出力する「共有状況可視化」などの機能も提供される。

 このほかオプションとして、Dropboxの標準機能を拡張・補完することで、ユーザーの利便性を向上させる「全社ナレッジ共有機能」「カスタムドメイン機能」を用意した。前者では、1000人を超える大規模環境においても、全社での情報共有を効率的に実現する機能を提供。後者を利用すると、ファイルの持ち出しを懸念してクラウドストレージの利用を禁止している企業に対しても、安全なファイル送付が可能としている。

 なおSmartdbxは、DropboxのライセンスをSCSK経由で購入し、導入後技術支援を年間80時間以上契約した企業に対して、無料で提供される。オプション機能を利用する場合は、別途費用が必要。