ニュース

シュナイダーエレクトリック、UPS管理ソフト「PowerChute」シリーズ2製品を「PowerChute Serial Shutdown」に統合

 シュナイダーエレクトリックは18日、UPS管理ソフトウェア「PowerChute」ブランドとして展開してきた、ソフトウェア製品2種「PowerChute Personal Edition」「PowerChute Business Edition」について、統合により名称を変更するとともに、Web上のユーザーインターフェイスを刷新すると発表した。

 PowerChuteシリーズは、電源障害が発生した際に、ハードウェア機器を正しい手順で自動シャットダウンする電源管理ソフトウェア。

 今回、製品の名称を変更するのは、主に小規模オフィスやホームオフィス、ハイエンドPC使用ユーザー向けに提供してきた「PowerChute Personal Edition」(無償版)と、小~中規模のオフィス環境やサーバー向けに提供してきた「PowerChute Business Edition」(有償版)の2製品。

 これら2つを、「PowerChute Serial Shutdown(以下、PCSS)」として統合し、無償版のPersonal Editionは「PCSS for Personal」、有償版のBusiness Editionは「PCSS for Business」の名称で展開する。

 10月24日から「PCSS for Business」の提供を開始し、「PCSS for Personal」は2024年上半期中の提供開始を予定する。いずれも、停電時のシステムの安全なシャットダウンに加え、高度な通知機能と分析機能により、電源関連の潜在的な問題を予防し、システムの正常な状態を保つ。また、PCSSへの段階的な移行が完了するまでの間は、従来版の販売を継続する。

 また、名称変更に伴い、Web上でソフトウェアを設定する際のインターフェイスも刷新した。分かりやすい操作画面で、より直感的な操作が可能で、今後、WindowsやLinuxの新たなOSのリリースに対しても、迅速に対応を行うとしている。