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CTC、東京センチュリーのカーボンクレジット付リースを提供し企業のGXを支援

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は10日、GX(グリーントランスフォーメーション)ソリューションのメニューとして、東京センチュリー株式会社のカーボンクレジット付リースを提供開始すると発表した。このリースを活用すると、温室効果ガス(Greenhouse Gas:GHG)の排出量をオフセットした形で、IT機器の新規導入を行えるとのこと。

 CTCでは、1990年ごろから始めた気象データの解析・シミュレーションにおける技術をもとに、長年、再生可能エネルギー発電事業者へのコンサルティングサービスやシステム開発を行っている。そうした実績をもとに、2022年8月からは、従来は個別に提供していたソリューションやサービスを体系化しているが、今回提供する東京センチュリーのカーボンクレジット付リースは、その新メニューとなる。

 同リースは、サーバー、ストレージ、スイッチなどのIT機器をリース契約する際にカーボンクレジットを購入し、IT機器の使用に伴って発生するGHG排出量をオフセットするもので、新たに導入するIT機器だけでなく、すでに購入済みのIT機器に対しても適用可能。日本政府が認証する「J-クレジット」をはじめとした、信頼性の高いカーボンクレジットの選定や購入、使用後の事務手続きを東京センチュリーが代行するという。

 またCTCは、IT機器の使用電力の測定やGHG排出量を算出し、より省エネ性能の高い製品への入れ替えの提案や、排出削減量の事前検証を実施するとした。

 CTCと東京センチュリーは今後、両社の脱炭素関連サービスの相互連携を拡大し、企業のカーボンニュートラルならびにGXの実現に向けた各種対応を支援するとしている。

CTCのGXサービスの体系