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テラスカイの「mitoco Work 経費」、AI-OCR「CLOVA OCR」のレシート・領収書特化型と連携

mitoco Work 経費にアップロードした領収書の画像を即時読み取り可能

 株式会社テラスカイは20日、Salesforceをプラットフォームとするクラウド型経費精算アプリケーション「mitoco Work(ミトコワーク)経費」と「mitoco電子帳簿保存法対応オプション」(以下、電帳法オプション)が、ワークスモバイルジャパン株式会社のAI-OCR「CLOVA OCR」の「レシート・領収書特化型OCR」と連携したと発表した。

 テラスカイでは、Salesforceプラットフォーム上で動作するさまざまなサービスを「mitocoシリーズ」として提供しており、そのひとつとして、経費精算システムのmitoco Work 経費をラインアップしている。また、mitoco Work経費と組み合わせて利用することにより、電子帳簿保存法の保存要件を満たした経費精算を行える「電帳法オプション」も用意されている。

 一方のCLOVA OCRは、書類・画像に記載された文字をテキストデータへ変換するAI-OCRサービスで、手書き文字や斜めになった文字、ゆがんだ文字でも高い精度の認証を行える点を特徴としている。またそのラインアップとして、各種会計書類に特化した製品を提供しており、レシート・領収書特化型では、事前に設定を行うことなく、レシート・領収書から認識した文字を、店名や支払日などの項目に対応する形で分類できるとした。

 今回は、このCLOVA OCRとmitoco電帳法オプションが連携することにより、mitoco Work 経費にアップロードした領収書の画像を即時に読み取れるようになった。AI-OCRでは、インボイス制度で入力が必要になる「適格請求書発行事業者登録番号」の読み取りにも対応しており、読み取った登録番号を経費申請画面に自動で連携できるようになるため、インボイス制度の要件を満たしながら経費精算の効率化が可能になるとのこと。

 連携を可能にする「mitoco 電子帳簿保存法対応オプション AI OCR領収書」の価格は、月間利用料(APIコール700回)が3850円。このほか、mitoco Work 経費や電帳法オプションの費用が必要になる。