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TISと澪標、顧客に応じたMLOpsを提案・構築する「MLOps導入コンサルティングサービス」を提供

 TISインテックグループのTIS株式会社と澪標アナリティクス株式会社は19日、顧客の環境、組織、状況に応じたMLOpsを提案・構築する「MLOps導入コンサルティングサービス」を提供開始すると発表した。

 MLOpsとは、機械学習(Machine Learning)、開発(Development)、運用(Operations)を組み合わせた造語で、優れた機械学習システムを実現するための手法や概念を指す。

 MLOps導入コンサルティングサービスは、TISのシステム開発経験を有するエンジニアと、澪標アナリティクスの機械学習の専門家であるデータサイエンティストが、ソリューション・製品の選定および導入やMLOpsプロセス設計、ノウハウ・組織・役割を整備し、顧客の環境、組織、状況に応じた、最適なMLOpsの構築・運用・利用促進をサポートするサービス。

 特定のクラウド、製品などが決まっているサービスではなく、TISが蓄積している幅広いクラウドサービス・製品ノウハウにより、最適なMLOpsを提案・構築する。また、導入後には、さらなるビジネス貢献を目的に、新たなAIモデルの提案・構築や、稼働しているAIモデルの改善など、利用促進のための支援を行う。

 サービスメニューのうち、「企画」メニューでは、アセスメントやTo-Beモデルの作成、利用サービス選定、ロードマップの策定を実施。AIモデルの開発・運用を最適な形で行うにあたって、顧客の組織、状況に応じたMLOpsアーキテクチャの全体デザインを行う。

 「プロセス整備」メニューでは、プロセス設計・手順書作成を実施。AIモデル構築に必要な各構成要素(データレイク、データ準備、実験管理、パイプライン管理、モデルデプロイ、構成管理、モデル監視など)の設計・手順書を作成する。また、AIモデルを組み込むシステムの開発・運用プロセスについて、MLOps観点を考慮した設計・手順書を整備する。

 「リファレンスアプリ・環境構築」メニューでは、リファレンスアプリ構築とMLOps環境構築を実施。設計・手順書に従い構築を行う際に参照するための、簡易的なアプリケーションとMLOps環境を構築する。

「運用/高度化」メニューでは、定常運用保守、精度監視・再学習、モデルに対する問い合わせ対応、モデル改善、横展開に向けた利用促進を実施。稼働しているAIモデルの精度監視・再学習実行、モデルに対する問い合わせ対応などの定常的な運用保守に加え、精度向上などのモデル改善を行う。また、新たなAIモデルの追加・横展開などの利用促進に向けた活動についても支援する。

 サービスの価格は個別見積もり。