ニュース

NTTPC、Microsoft 365ユーザー向けメールセキュリティ診断を提供

診断結果に応じてAI予測型専用メールセキュリティサービス「Vade for M365」の導入をサポート

 株式会社NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は14日、フィッシング/ランサムウェアの脅威を無料でチェックできる、Microsoft 365ユーザー向け無料メールセキュリティ診断を提供開始した。診断結果は、NTTPCが10月に提供開始を予定する、Vade Japan株式会社のAI予測型「Microsoft 365」専用メールセキュリティサービス「Vade for M365」の導入に役立てられる。

 NTTPCでは、ランサムウェア攻撃やフィッシング攻撃の増加を受け、顧客のメール環境におけるサイバー攻撃や未知の脅威を可視化し、現状を適切に把握するサービスとして、AIを駆使した予測的メール防衛が可能な「Microsoft 365」専用メールセキュリティサービス「Vade for M365」を用いた、無料メールセキュリティ診断を提供する。

 サービスは、Microsoft 365を利用する顧客を対象に、無料メールセキュリティ診断を行う。診断は、メールの自動隔離・削除を行わない「監視モード」での提供となり、診断に伴う送受信メールへの影響はなく、安心して利用できる。2週間のデータ収集後、診断結果および特徴的な脅威、結果に基づく対策案などを解説・提案する。効果が見込める顧客には、「Vade for M365」の導入を推奨する。

 Vade for M365は、Microsoft 365専用のメールセキュリティサービスとなり、人工知能(AI)のエンジンを利用し、これまで14億を超えるメールアカウントでメールの特徴や振る舞いに基づく「スマートパターン」による1万の行動アルゴリズムパターンで分析する。また、専門のエンジニアによる「人間知能」により、脅威検知の精度を高めている。

 これにより、未知の攻撃や標的型の攻撃に対しても全方位の保護を可能にし、Microsoft 365の標準セキュリティである「Exchange Online Protection(EOP)」をすり抜けたサイバー攻撃メールの検知向上に寄与するとしている。

 Vade for M365は、Microsoft 365やAzure ADなどの情報を検索/更新できるWeb API「Microsoft Graph API」と連携する「統合クラウド電子メールセキュリティ(ICES)」ソリューションとして、Microsoft 365と一体化した多層防御を実現。顧客は、「Microsoft 365」テナントIDと「Microsoft 365」管理者権限アカウントを用意の上、簡単な設定を追加するだけで、現在利用中のMicrosoft 365環境に、Vade for M365の導入が完了する。

 Vade for M365の価格は、契約ID数1~250の場合で1IDあたり年額4290円、契約ID数251~1000の場合で1IDあたり年額3432円、契約ID数1001~3000の場合で1IDあたり年額2746円。

「Vade for M365」システム構成イメージ