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リコーのビジュアルコミュニケーションシステム「piglyph」、会議を活性化させるための機能を拡充

 株式会社リコーは13日、対話をグラフィック変換しコミュニケーションをサポートするビジュアルコミュニケーションシステム「piglyph(ピグリフ)」において、会議を活性化させるための機能を拡充したと発表した。

 piglyphは、音声や入力された文字にひも付いたグラフィックが画面上にリアルタイムで提案され、その中からイメージに合ったグラフィックを選んで利用できるシステム。発言を文字とイラストに変換できるので、認識をそろえながら対話を進められる点を特徴としている。

 今回提供するトライアル版では、双方向なコミュニケーションが起こりにくいオンライン会議において、メンバー同士のコミュニケーションを活性化させると同時に、会議を円滑に進められる「ファシリテート機能」を拡充した。

 同機能では、ファシリテーターが、キャンバス内の特定の場所に参加メンバーを集合させることが可能。集合させることによって、メンバー全員に議論したい項目を示せるため、円滑な会議進行を実現できるという。また、メンバー間のチャットを可能にしたほか、注目した発言にいいねを付ける機能により、特定の発言を振り返った議論を行えるとのこと。

 加えてメンバーのコメントが書き込める付せんや、アイディアをまとめるフレームをはじめとした各種テンプレートを活用することにより、議論の要点が整理でき、コミュニケーション活性化に繋がるとした。さらに、必要な発言のみを選別し議事録整理を支援する発言編集機能、会議の様子をそのまま画像として保存し、レポートや報告書として活用できうるようにする機能などを新たに搭載した。

 なおリコーでは今回より、無料のトライアル提供を開始する。1カ月間をトライアル期間として設定しており、こうしたファシリテート機能や既存機能を制限なく利用可能だ。