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リコー、対話をリアルタイムにグラフィック変換するツール「piglyph」のβ版を提供

 株式会社リコーは、対話をリアルタイムにグラフィック変換してコミュニケーションをサポートするビジュアルコミュニケーションシステム「piglyph(ピグリフ)」β版を、1月12日から提供開始すると発表した。

 piglyphは、音声や入力された文字にひも付いたグラフィックが画面上にリアルタイムで提案され、その中からイメージに合ったグラフィックを選んで利用できるシステム。発言を文字とイラストに変換できるので、認識をそろえながら対話を進められる点が最大の特長だ。

 また、対話内容が記録・蓄積されていくため、過去の発言やイラストも切り出せるほか、ワークスペース上で発言やイラストを自由にレイアウトして、対話内容をその場で直感的にまとめられることから、イラストが目印になり、議論を効率的に振り返れるとした。カスタマイズされたイラストリストから、感情や行動など、言葉で表現することが難しいイメージも簡単に選択できるという。

piglyph β版のイメージ

 従来、このpiglyphは協業パートナーを中心に試験導入・開発を進めてきたが、今回は、より幅広い企業で活用可能なシステムとしてβ版の提供を開始する。このβ版では、ユーザーインターフェイス(UI)の刷新に加え、piglyphを使用する際の「ルーム」をユーザーが自由に作成・編集できる管理機能により、参加者や用途ごとのプロジェクト管理が可能になった。あわせて、ビジネスシーンの利用にも便利なテンプレート機能なども新たに提供される。

ユーザーが自由にルームを作成・編集できるホーム画面