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DATAFLUCT、True Dataとの連携によりAIとビッグデータで売り上げを予測する小売業向けサービス「SalesSensor」を提供

 株式会社DATAFLUCTは30日、ビッグデータプラットフォームを運営する株式会社True Dataと連携し、小売業が新規出店する際の売り上げを予測するサービス「SalesSensor」を提供開始した。

 小売業は新規出店を計画する際、店舗売り上げデータやGIS(地図情報サービス)などを独自に分析して候補地を検討するが、社内に専門知識のある担当者がいない場合、精度の高い売り上げ予測を行うことは困難となる。

 SalesSensorは、小売業が独自に持つ売り上げ実績データや店舗情報に加え、競合店の情報、人口や乗降客数、平均世帯年収など外部のオープンデータをAIが分析し、地域特性を加味した売り上げ予測を自動的に算出する。社内にデータサイエンティストがいない企業でも、高精度の売り上げ予測により、売り上げの最大化と新規出店コストの最適化につなげられる。

サービスの特徴

 幅広い業界におけるアルゴリズム構築に強みを持つDATAFLUCTと、小売業にデータマーケティングサービスを提供するTrue Dataが連携することで、精度の高い新規出店売り上げ予測の提供に加えて、ユーザーの要望に応じて、出店後の売り上げを検証するなど、継続的にマーケティングを支援することも可能としている。

 サービスに、自社の保有するデータを連携するだけで、物件ごとの売り上げ予測結果が見られる。さまざまな外部データとの連携により、精度の高い売り上げ予測を実現する。自動化により売り上げ予測業務の属人化を解消し、再現性を高める。

 商圏人口の影響が大きいのか、競合店数の影響が大きいのかなど、ブラックボックスになりがちな予測の根拠が分かり、出店後の売り上げ実績を連携することで、好調な店舗の要因を分析することもできる。社内にノウハウが蓄積されることで、新規に出店した店舗の売り上げアップや、次の新規出店計画において、効果的にPDCAを回せる。