セゾン情報システムズとnCino、銀行業務のDX推進支援に向けた連携ソリューションを提供

　株式会社セゾン情報システムズとnCino株式会社は12日、銀行業務のデジタルトランスフォーメーション（DX）推進支援に向け、セゾン情報システムズのクラウド型データ連携プラットフォーム「HULFT Square」と、nCinoの銀行業務統合プラットフォーム「nCino」との連携ソリューションを提供開始した。

　銀行業界は、競争環境の激化や顧客の期待値の高まりにより、DXが急務となっているが、勘定系などのオンプレミスシステムと、クラウド環境の周辺業務システムを連携させる際の、インターフェイス開発にかかる膨大な工数とそれに伴うコスト増などから、思うように進んでいないという。

　今回発表した連携ソリューションのnCinoは、融資プロセスの一元管理を実現し、HULFT Squareとファイル連携ミドルウェア「HULFT」を利用して、オンプレミス環境とデータ連携することにより、インターフェイス開発の工数とそれに伴うコスト増を抑え、銀行業務のDX推進を支援する。

　ソリューションでは、多くの金融機関で利用されているHULFTを利用し、既存環境のデータをHULFT Squareへ連携させる。さらに、既存環境のデータをnCinoと連携するために、HULFT Squareを活用して、フォーマットの「整形・加工・変換・突合」を実施、整形したデータをnCinoに連携する。

　連携ソリューションにより、従来のシステム連携手法と比較して、nCino導入に関わる工数を8割以上削減することも可能としている。