アシスト、セゾン情報システムのiPaaS「HULFT Square」を提供

　株式会社アシストは10日、株式会社セゾン情報システムズが開発したクラウド型データ連携プラットフォーム（iPaaS）「HULFT Square」を、同日より提供開始すると発表した。

　HULFT Squareは、ファイル転送製品「HULFT」とデータ連携製品「DataSpider Servista」に、環境設定やユーザー管理、ジョブ設定、サポート、監視などの管理機能を掛け合わせたフルマネージド型のiPaaS。高度なセキュリティを担保しながら、クラウド・SaaS・オンプレミスなどの環境に散在する、さまざまな形式のデータを容易に連携できるという。

　また、データ連携プロセスの一元化によって、データ連携処理開発とその運用を簡素化できる点も特徴で、データ活用のリスクと手間を軽減しながら、システム間、業種、地域をまたいだデータ活用を実現できるとした。

　なおアシストでは、HULFTなどを提供してきたこれまでの経験を生かし、HULFT Squareに関しても一次サポートの提供が可能な初の販売パートナーとして、セゾン情報システムズとのパートナーシップのもとで、各種支援サービスの拡充に努めるとのこと。

　プランとしては、SaaS間連携やオンプレミスを含む連携先など、利用目的に即した3つの基本プラン（Basic・Standard・Enterprise）が用意されており、いずれもサブスクリプション形式での提供となる。価格は、アシストのプロダクトサポート料を含め、Basicプランで年額288万円（税別）から。

　同社では、顧客企業の既存システムの状況やセキュリティポリシー、人財、スキルセットを理解した上で、HULFT Squareを有用な選択肢の1つとして、アジリティの高いシステム間のデータ連携基盤を提案していく考えだ。