ニュース

Cuon、ChatGPTなど生成AIをセキュアに活用する導入支援サービスを提供

 株式会社テラスカイのグループ会社で、Webサービスを専門とする株式会社Cuonは9日、OpenAI APIを介して、企業が生成AIをセキュアに、かつ独自のデータを活用できる「生成AI 導入支援サービス」の提供を開始すると発表した。

 生成AI 導入支援サービスは、Cuonが得意領域とするECオムニチャネルの連携システムに、生成AIを連携。生成AIの導入をコンサルティング・開発・運用保守までを一貫してサポートし、確実な早期展開を実現する。

 Cuonが創業以来、Ruby on Railsなどの最先端テクノロジーとクラウドサービスやサブスクリプションモデルを活用し、企業のEコマース事業やWeb/DX事業などの立ち上げ・開発を支援してきた実績と知見を生かし、大規模言語モデルを活用したチャットボットや、生成AIで解析した企業独自のデータ結果を社内システムと連携させることで、各種業務の大幅な業務効率化を見込む。また、この生成AIとEコマース、また生成AIとWeb/DX事業用のシステムを連携させることで、ユーザーエクスペリエンスの向上やカスタマーサポートの効率化へつなげることも可能になるとしている。

 サービスでは、企業ニーズに合わせて、最適な生成AIの活用法を提案する。小売業界では、AIチャットボット上の会話から、顧客の嗜好や行動パターンを分析し、CRMやECサイトの顧客情報や購買履歴と連携させて、顧客の嗜好に沿った商品提案が可能となり、顧客満足度と購買意欲を向上させられる。また、店舗運営におけるデータ分析サポートとして、生成AIと連動するデータ分析Pluginを活用し、販売データと在庫データの分析や需要と適正在庫を予測などを簡単に実施できる。

 不動産業界では、人材・募集職種情報等を分析し、マッチング率の向上を実現。人の手による、顧客情報と物件情報を照合し、顧客への最適な提案をサポートし、CRMやサイト内の行動・検索データを活用して、AIに分析させて顧客に適した物件候補を提案する。

 製造業界では、製造および販売現場におけるデータ分析サポートを実現。生成AIと連動するデータ分析Pluginを活用し、品質予測・需要予測の精度向上や販売データ分析による需要予測などを簡単に実施できるようにする。

 生成AI導入支援サービスの価格は150万円(税別)から。

システム構成イメージ