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AGEST、モバイル端末実機での自動テストに対応した「TestArchitect for Mobile」を提供

 株式会社AGEST(アジェスト)は9日、グループ会社である米LOGIGEAR CORPORATION(以下、ロジギア)が開発したソフトウェアテスト自動化ツール「TestArchitect」の新版「同 9.3」において、モバイル端末実機での自動テストに対応した新機能「TestArchitect for Mobile」を提供開始すると発表した。

 TestArchitectは、WebブラウザやOS、デバイスなど、さまざまな環境下におけるテストをシンプルかつ効率的に実行できるソフトウェアテスト自動化ツール。

 今回の新版では、モバイル端末の実機テストに対応した新機能TestArchitect for Mobileを提供する。同機能では、モバイル端末実機で動作するネイティブアプリケーション(Android/iOS)、ブラウザアプリケーション、APIなどの実機での自動テストが可能。USB接続はもちろん、Wi-Fiによる接続にも対応しており、1台のPCで複数のモバイル端末のソフトウェアテストを実施できるという。

 また、Javaなどで記載された関数を、TestArchitectのharness機能で呼び出せるほか、既存テストコードをTestArchitectに組み込むことも可能。加えて、ボタンやテキストボックスなどのオブジェクトをInterfaceEntityに保存すれば、レイアウトやデザインの変更、項目の追加などが行われても、自動テストはそのまま活用できるとしている。

 さらにテストスクリプトは、約500種類のキーワードを用いて作成できるため、コードの簡略化による作成・保守工数の削減が可能。直観的で分かりやすいUIが提供され、非エンジニアでも容易に運用を行える点も特徴とのこと。

 なお今後は、自動化対象システムをテストケースに沿ってマニュアル操作すると、その手順をテストコードへ変換できるようにする録画機能を、年内にも搭載する予定だ。