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KDDIエボルバとりらいあコミュニケーションズ、統合会社「アルティウスリンク」を9月発足

 株式会社KDDIの完全子会社である株式会社KDDIエボルバと、三井物産株式会社の持ち分法適用会社であるりらいあコミュニケーションズ株式会社は20日、2023年1月に発表した経営統合に関連し、統合会社となるアルティウスリンク株式会社を9月1日に発足すると発表した。

 アルティウスリンクは、コンタクトセンターやバックオフィスを含むBPO事業を、国内・海外で展開する。アルティウスリンクの事業規模は売上高2400億円、取引先1300社以上、従業員約5万8000人、拠点数約100拠点で、国内コンタクトセンターでは売り上げ一位の規模となり、両社の顧客基盤を生かして、生成系AI(人工知能)の活用などデジタル化によるサービスの高度化を進め、デジタルBPOのリーディングカンパニーを目指すとしている。

 経営統合の背景については、労働人口の減少に伴う人手不足や、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う企業のデジタル化の加速により、社会や企業の課題やニーズが変化しており、コンタクトセンター業界においても、従来業務の人主導からAI主導への代替、消費者接点のデジタル化に伴い、コール(音声)からテキスト・Webへのシフトなど、ビジネス環境が転換期を迎えていると説明。一方、企業では、自社のみですべてのデジタル化を進めるには課題のある状況だとして、アルティウスリンクはコンタクトセンターを含むデジタルBPOを展開することで、顧客企業の成長に貢献するとしている。