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クラウド型勤怠管理「freee勤怠管理Plus」、従業員・現場ごとの勤怠時間を自動集計できる「原価管理キット」を提供

建設業界の2024年問題対応と原価の可視化を実現

 freee株式会社は17日、クラウド型勤怠管理サービス「freee勤怠管理Plus」において、従業員が勤怠打刻をすることで、従業員・現場ごとの勤怠時間を自動集計できる「原価管理キット」を提供開始したと発表した。これを活用すると、建設業において必要な勤務実績表・原価管理表の自動作成と、2024年問題対応が可能になるという。

 freee勤怠管理Plusは、日々の打刻、有給休暇管理、残業の申請・承認など、勤怠管理に関するさまざまな機能を備えたクラウドサービス。今回は同サービスにおいて、勤怠打刻を基に従業員/工事現場別の工数を自動集計し原価への振り分けを自動化するツール「原価管理キット」を新たに提供する。

 同キットでは、現場ごとにスマートフォンやタブレットで打刻するだけで、現場別の勤務管理表/原価管理表が自動で作成可能。また、同一人物が複数の現場に出勤している場合でも、現場ごとの勤務時間集計を行えるとした。

 freeeによれば、建設業界ではこれまで、客観的な勤怠情報を取っていないケースや、出勤簿から現場別の勤務管理表・原価管理表をExcelによって手動で作成対応しているケースが多く、管理作業の手間がかかる、2024年4月からの働き方改革関連法改正の対応が負担となるなどの課題があったという。

 しかし、freee勤怠管理Plusと「原価管理キット」の活用により、出退勤記録を基に労働時間を集計し、集計結果を自動で勤務実績表に反映可能になるため、法令を順守した勤怠記録に対応するとしている。

 また原価管理表は、勤務表を根拠に原価を可視化し、従業員別・現場別に自動集計するので、2024年問題対応と原価の可視化で管理業務の効率化を実現するとのことだ。