アドバンスト・メディア、容易に導入可能なボイスボットのクラウドサービス「AmiVoice ISR Studio」

　株式会社アドバンスト・メディアは12日、簡単に導入可能なボイスボット（音声認識IVR）のクラウドサービス「AmiVoice ISR Studio」を、正式リリースすると発表した。ボイスボットに、受付業務や一次対応などの定型的な応対を任せることで、24時間365日の対応が可能となり、あふれ呼や放棄呼の削減、カスタマーエクスペリエンス（CX）の向上に貢献するとしている。

　AmiVoice ISR Studioは、ボイスボットによって電話応対を自動化するクラウドサービス。AI音声認識ソリューション「AmiVoice」を活用した音声認識機能と、簡単なシナリオ作成、クラウド環境での提供により、電話応対の自動化を手軽に始められるという。

　自動対話の実現において課題となる音声認識に関しては、ボイスボットに最適化した「氏名」「住所」「電話番号」「肯定/否定」などの専用音声認識エンジンや、自由発話に対応した汎用音声認識エンジンを用意しているほか、業務に合わせて「数字」「商品名」「証券コード」などの音声認識エンジンを、利用企業が自ら作成可能。対話内容に応じて最適な音声認識エンジンを使い分けることで、高精度な音声認識による柔軟な自動応対を実現するとした。

　また直感的なUIにより、ガイダンスやヒアリング、分岐、転送などのシナリオを誰でも簡単に作成・運用できる点も特徴。シナリオはすぐに利用でき、完了率向上に重要な「作成→調整→利用→改善」に関わる一連のプロセスをスムーズに実行できる。

直感的なUIによりフローを簡単に構築・運用

　さらに、クラウドサービス（SaaS）での提供となるため、電話設備や回線契約は不要。「あふれ呼受付」「コールバック受付」「故障受付」「注文受付」「控除証明書再発行」「電話取次」など、豊富なサンプルシナリオが用意されており、短期間での利用開始を実現するとしている。